東サ連の講演会が3月14日(日)裾野市福祉保健会館で20名余りの人が参加して開催されました。
講師はデフアスリートの高橋渚選手。
講演は幼少期の手話との出会いから始まり、大学で槍投げの選手となり、2012年聾者の世界選手権大会で金メダルを獲得し、2024年日本で開催を目指しているデフリンピックでメダル獲得を目指すなど、今後の活躍が期待されている方です。
一般会社に就職した当初は、フルタイム勤務の後に練習する日々でしたが、デフアスリートの育成に理解のある会社に転職してからは、充実した練習ができるようになったとのことです。
最後に、身近に聾の子どもがいればできるだけ早く手話を教えてあげて下さいとお願いされました。
質疑の時間には、聾のご主人との出会い当初はお互いに印象が悪く怖かったというエピソードや出産後の復帰までの苦労、槍投げの競技方法などをお話しされました。
参加者の中には、デフリンピックのバスケットボール種目のメダリストや聾者の世界選手権大会柔道種目の出場予定選手など、東部地区には聾のスポーツ選手層が厚いことが窺われました。